ネパールカトマンズでの宝石詐欺
写真はインド人詐欺グループ。極悪です。顔覚えてください。日記は写真の下に書きました。
上から、写真1枚目/ゴパール 写真二枚目/左から順にビッキー、サニー、写真4枚目/ゴパール、ラジュ
4月1日のことです、自分はタメルのヒマラヤンバンクの近くのホテルに泊まっていました。
朝ふらふらとホテルの近くを歩いていたら声を掛けられ、君は誠実そうだから家に来て色々話さないかと言われる。
彼の事を聞くと彼の名前はビッキー(22)で、ネパールに一月ほど前に来たデリー在住のインド人という。それを聞いた自分は、インド人という事で既に怪しいと思ったが、何か売られても買わなければ良いだけだと思い30分ほど歩き、彼の家へ。ボダナートから近くかなり立派な三階建ての家だ。この家はビッキーの兄弟とビッキーの一番上の兄の会社の社員が住んでいるという。
案内された部屋には壁の至る所に一番上の兄の写真が誇らしげに飾ってある。
ビッキーは3兄弟のうち一番末っ子で、一番上の兄は今ポカラに行っているという。
ソファー座ると、「どうも〜! 私はネパールの車だんきちです!名前はサニーさんね〜」と片言の日本語を操る27歳のビッキーの兄弟の真ん中の兄が登場。
さらに、長身でノリノリのゴパール(28)が登場。
まずは、数分軽く色々な事を話した後に、一番上の兄はビジネスで日本によく行くからその時の写真を見せてあげようと、分厚いアルバムを2、3冊見せられる。そこには一番上の兄(後で知る事になるが名前はおそらくパップー)が日本で宝石を売っている姿、沢山の日本人と楽しげに写っている姿。場所は主に関西だった。
他にはヨーロッパで同じように宝石を売っている姿や、白人と楽しげに写っている姿があった。
他には何故か広末涼子や、ネパールでその兄が監督を務めたという、映画の撮影風景。。。
ここでいよいよ本題に入る。
どうやらサニーが一番上の兄の次に偉いらしく、片言の日本語と英語を交えながら話しはじめる。
私達は4月13日に東京に行く、そして今一番上の兄は、私達の為に日本へのビザの手配をしてくれている。
私達がビジネスで日本に行った場合、一年で80000$までしか持ち込めない。制限がある。
勿論これは1人80000$ということではなく、グループでだ。
そしてネパールからは、5000$相当の宝石を日本に持って行きたいが、日本に持ち込むためには10000$も関税が掛かってしまう。
しかし、君が日本へこの品物を君の家の近くの郵便局へ送って、君が受け取って、その後私達に渡してもらえれば、この場合君は旅行者だから関税がかからない。
つまり関税の10000$が払わなくて済むというわけだ。
私達はビジネスで持ち込むためのお金を少しでも多く持ち込みたい。
そのためには関税の10000$をセーブしたい。
もし、君が日本で私達に、宝石を渡してくれれば本来ならば掛かるはずの10000$の半分の5000$を報酬として払おう。
あなたは何も買わないし、1ルピーも失わない。
コレが取り引き内容の全て。とりあえず怪し過ぎるこの話に最初は乗らなかった。まあこんなウマい話は無いと思った。しかし、好奇心から色々と質問をしてみたくなった。
まず、ナゼ自分のような、会ったばかりの外国人をあなたは信用できるのか?
おたくの会社は日本や他の国でビジネスをする際いつもこんな事やっているのか?
日本にも、会社のスタッフ(日本人)がいると言っていたが、それなら何故その日本人を使わないのか?
それから、とりあえず日本人スタッフと国際電話で話しをさせてくれと。
そしてサニーが答える。いつもこんな事をしてるわけではなく、これをやってくれる人がいる場合だけだ。
それに、あなたはウソをついたり、私達の宝石を盗むようには見えない。それに大抵の日本人は、良い人だ。
私達の会社で働く日本人スタッフは、今の時間忙しくこの話は知らないから説明出来ない。
その日本人スタッフの誰かを使うより、今あなたに頼んだほうが、事が簡単なんだ。
とりあえずコレがサニーの言い分。
自分はやはり怪し過ぎるので、OKはしなかった。
ビジネスの話はもう止めようと言うと、分かったとりあえずもうお昼だから飯でも食ってけと言う。飯の中になにか薬でも入ってたらマズいと思い腹は減っていないと断る。
じゃあ、飲み物はどうだ?ビール好きか?と聞いてきたので、ジュースをくれと頼んだ。
ビッキーがジュースを買ってきて、30分ほど世間話をしたのちビールももらう事にした、彼らへの警戒心が少し解けてしまった。
ビールを飲んだその後気分が急に変わり始めた。
色々どうでもよくなるような感じだ。
そして自分から聞いてしまった、もしさっきの話が本当なら、他に同じ事をやった人の書類を見せてくれと。
サニーは、勿論見せるよと、パスポートの顔写真のページのコピーと、ビザのページのコピーと※仮に買ったという事にしないとおかしいから、そのために宝石を買った事にした領収書のコピーを見せてくれた。
ビールと世間話ですっかり気を許してしまった自分は、OKやってやるよと自分からすすんで引き受けてしまった。
本当か!インド人全員よろこぶ。
※飲み物を飲んだ後気分が異様に変わったのを覚えている。そしてサニーが自分に説明を始めた。
いまから、パスポートのコピーを取りに行く、その後、一応買った事にしないと変だから、カードで実際は1ルピーも引き落とされないが、買ったという事にする。そして、君の家の近くの郵便局か、君の家に宝石を送るためにポストオフィス(DHL)に行く。自分はサニーの説明を了解し、まずはサニーとコピーを撮りに行き、彼らの家にもどる。
そこで、サニーがアタッシュケースから宝石を取り出し、10種類ほどの小粒の宝石を合計百粒。目の前で俺に確認させながら紙で包装する。
しばらくして2人ほど男がやってきた、手にはアタッシュケース。カードをきりに来たらしい。
別の部屋にサニーが行き、ちょっと来てと自分を手招きするので行ってみると、今から質問をあの2人の男たちにされるから、私が買いましたと言って下さい。と言われる。
分かったよと自分。そして日本語で、あなたはいくら払いましたかと聞かれるが、サニーがヒンディー語で答える。
その後、マニヤーと呼ばれる機械をアタッシュケースから取り出し、自分のカードの上に複写の領収書が重ねられスクラッチして、その後サインして一応仮に買った事にするという取り引きは終わった。その後ポストオフィス(DHL)に宝石を行き自分の家宛てに送った。
その後デリーに戻るまでの3日間ほどそいつらとほとんどの時間を、映画館や、お寺にいき、夜は酒やカレーを彼らの家で飲み食いし、タクシーがギリギリ捕まる時間までいた。
今思えば、監視されていたんだろう。
この取り引の話を人にするなと言っていたのは、カトマンズやデリーでは有名な詐欺グループらしいし、俺が詐欺だと気づかないようにフレンドリーに、接し少しでも詐欺だと気づく時間を稼ぎたかったんだろう。
取り引後に、良かったらホテルをチェックアウトして、この家に寝泊まりすればいいと言われた事からもわかる。
断ったが。
気づいたのはデリーに戻って、この取引の話をインド人にしたところ、それは有名な詐欺の話だと教えてもらって分かった。
Yahoo!の検索で、タメル 宝石詐欺で自分とほぼ同じ取引をした人が沢山いたことがわかり、詐欺だと確信した。
それに4月5日の時点でカードの請求明細にアクセスしたら25万円程支払い義務が起きていた、
VISAとmasterの二枚のカードで2500$ずつ、合計5000$(50万)の支払い義務が現在起きていて、詐欺と気付いた日4月5日にカードはすでにストップたがそれも、意味はなく。
全く知らない旅行会社へお金を払う事になっている為、その会社もインド人グループの仲間かと思ったがその会社インフォメーション宛にメールで不正を色々と訴えたところ、以外にも誠実な返事が返ってきて、返事の主はインド人グループの家にアタッシュケースを持って俺のカード切るためにやってきた時に、日本語でいくら払いましたか?と聞いた人だと分かり、昨日はその人と話した。
彼によると彼らはすでにカトマンズにはいないし、警察にも金を払っているため彼らは堂々と詐欺を続けているということだ。
とりあえず今は全額返還をあきらめ、彼に返還してもらえるなら額の内、7パーセントを彼にあげ、3パーセントVISA、masterへのロイヤリティーに使うということで話しが決まっている。
すでにインド人グループの手には一枚目のカードの金が入ったと、昨日電話で聞いた。
そして詐欺グループからはおきまりの言い訳メールがはいっていくる。
日本人の詐欺なら普通メールなんてもう送らないんだけどインド人の考えは全くわからない。。
以上長くなりましたが読んでくださった方ありがとうございます。
詐欺グループへのコンタクトは↓
詐欺グループの会社名 GEMS AND HANDICRAFT
実際はこの会社とは関係ないようです。無断で詐欺グループが名前を使っているようです。
サニーの携帯番号 9803355220 (ネパール) 掛ければ誰か出ます。
サニーのメールアドレス vicky_np2002@yahoo.com 送れば、メール返してきます。
この住所はサニーが自分に教えてきたものなので、たぶん間違ってます。
SUNNY
LAUNCHOR HOUSE NO. 1426.
KATHMANDU NEPAL
p.o. 3260.